2014年8月17日日曜日

【読書】ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」

ジャック・ウェルチの「私なら、こうする!」』を読了。世界中から寄せられた質問にジャック・ウェルチならどうするかという答えが書かれた本。ジャック・ウェルチの本は初めて読んだけれど、他にも読んでみようと思えた。

Q21 最高の人材が集まる会社になるには

第一に、選ばれる会社は、継続的な学習の場を社員に提供することを公に発信する。
第二に、選ばれる会社は成果主義をとる。
第三に、選ばれる会社は、社員がリスクをとることをよしとするだけではなく、リスクをとる人を褒め称え、たとえうまくいかなくても打ちのめすことはしない。
第四に、選ばれる会社は、社会にとってよいことはビジネスにもよいことだと理解している。
第五に、選ばれる会社は、人材の採用基準を厳しく定める。
最後に第六のポイントだが、選ばれる会社は、収益性が高く、成長を続けている。
人材が集まるには働きたい会社になること。これはまさにその通りだと思う。私の働く会社ではどれだけ満たしているのかと考えると悲しくなる。悲しいけれど、これ現実なので、まずは第一の学習の場の提供からできないかを働きかけてみる。

Q22 会社に「率直さ」を植え付ける

また、率直さの欠如は業績評価の分野で広く見られるだけではない。会社の貴重な経営資源をどうやって、いつ、どこに投入するかの議論も十分にできなくしてしまう。確かにこの手の話は微妙かつ政治的で、複雑だ。だが単純に、率直にホンネで話せばすべてよくなる。
この本を通して一つのキーワードとして「率直さ」が心に残った。私自身もこれまでなるべくホンネで話すようにしてきた。その方が腹の探り合いをしなくて良いし、社内で領地争いや権力闘争をしていてもしょうがない。そういった考えのもとホンネを話してきたつもりだけれど、話せていないこともある。成果をあげていない人にその真実を伝えるときだ。やんわりとそれとなく伝えていたと思う。伝わっていたかはわからないので、「伝えていた」ではなく「言っていた」と言うべきか。これからは「率直さ」を意識して伝えていく。できる限りユーモアを交えると良いらしい。

Q42 初めてリーダーになった人へ

リーダーになるまえ、成功とは、自分自身を成長させることだった。
リーダーになると、成功とは他人を成長させることになる。

もうあなた自身のことはいい。大事なのは彼らだ。
チームを育てて、チームが勝つようにするのがリーダーの仕事。リーダーになって結構経ったが、まだ自分自身を捨てきれない。自分自身を成長させなくて良いと言ってるわけではないので、捨てる必要はないのだろう。でも、自分自身でバリバリ開発して成果をあげたかったり、開発スキルを磨きたかったりするのは少し抑えていた。リーダーとしてのビジネススキル、ヒューマンスキルが足りないと感じていたので、それを成長させることに専念していたと言ったところか。またエンジニアとしての成長にも少し力を入れ直さないと、メンバーを成長させることもできなくなりそう。リーダーも大変だ。