2014年8月31日日曜日

ブラック企業のペットな社畜

先日、久しぶりにあった高校時代の同級生が見事に社畜に成り下がっていた。

彼の口からは会社の文句しか出てこない。「残業代が出ない!」「フレックスと謳いながらもフレックスじゃない!」「クソみたいな会社だ!潰れるよ!!」などなど。文句を言うくらいならそのエネルギーを出世にでも向けて、影響力をもって会社を変えていけばいいのに。
話を聞いてみるとみなし残業代として給与には含まれていて、そのみなし分の時間が大きいために超えないから、残業代が出ないと言っているようだ。会社と雇用契約結ぶときにわかっていて契約をしたのだから、それを後から文句タラタラ言っても仕方がない。契約と違うなら然るべき対応もあるだろうが。

そんなに不満の多いの会社なら、辞めて別の会社で働くことも選択できるのに、なぜその会社で働き続けるのだろう。
ふとアドラーを思い出す。アドラー的に言えば、会社で働くことを決めたのもあなただし、働き続けているのもあなただ。あなたは、文句を言える対象を持つという目的のために、会社を辞めずに文句を言い続けて生きることを選択しているのだ。ってところだろうか。

彼の会社がブラック企業かは知らないけれど、上手いこと彼を飼い慣らしているなと感心する。文句を言いながらも、キチンと労働力を提供しているのだから。

ただ私は彼のような人とは一緒に働きたいとは思わない。同僚に愚痴を言うくらいなら仕方ないかもしれないけど、久しぶりにあった旧友に不満をグチグチ言うような人って、周りにネガティブな影響しか与えないだろう。一緒に働くなら文句ではなくもっと会社を良くしていきたいという意志を持った前向きな人がいい。そして会社を大好きな人で自分を犠牲にできる人。あれ?それも社畜?