2014年4月6日日曜日

【読書】コーチング入門

そうだ、コーチングを学ぼう!と、いうことで『コーチング入門 (日経文庫)』を読んでみた。と、いうわけではなく、動機としては偉い人に身につけるといいよとアドバイスを貰ったから。正直なところ、コーチングって何?ってレベル。

コーチング

ティーチングが「教える」のに対して、コーチングは「引き出す」。何を引き出すのかと言うと、「可能性、能力、やる気、自発性、責任感、アイディア」。コーチングってすごいね。こんなことできたら、今の苦労も減りそうだ。
コーチングとは、人間の無限の可能性と学習力を前提に、相手との信頼関係をもとに、一人ひとりの多様な持ち味と成長を認め、適材適所の業務を任せ、現実・具体的で達成可能な目標を設定し、その達成に向けて問題解決を促進するとともに、お互いに学び合い、サポートする経営を持続的に発展させるためのコミュニケーション・スキルです。
はい、長くてとても難しい。良く分かりませんね。大事なの「信」「認」「任」の3つに集約されるとのこと。コーチングスキルで特に重要なものは「傾聴」「質問」「承認」の3つ。

傾聴のスキル

傾聴の5つポイントは「かきくけこ」
「か」:環境を整えよう
「き」:キャッチャーミットを準備しよう
「く」:繰り返し、あいづち、うなずきを入れて
「け」:結論を急がない
「こ」:心をこめて
キャッチャーミットを準備しようってのは分かりにくいけれど、要は相手の話を受け止めようということ。あとは言葉の通り。結論を急がないってのは私はあまりできていないので気をつけたいところ。相談されると解を出したくなるけれど、それでは相手が育たない。相手から答えを引き出してやるのがコーチング。

質問のスキル

相手から引き出すためには質問が重要。質問と詰問は違う。質問は相手の話を促すが、詰問は相手を黙らせる。詰問にならないようにするには、「人の質問」を「事の質問」に変えると良いとのこと。
「人」の質問:「なんで君はこんな問題を起こしたのだ?」

「事」の質問:「こういう問題が起こった原因のリストを作ってみよう!」

承認のスキル

承認のスキルは相手のやる気を引き出す。ほめる、承認するには、相手とコミュニケーションや観察することで「わずかな成長」や「細かな事実」を見逃さないことが大事。

GROWモデル

GROWモデルは、コーチングを実践する際の、一つの典型的な進め方。
(1)GOALS (目標の明確化)
(2)REALITY (現状の把握)
(3)RESOURCE (資源の発見)
(4)OPTIONS (選択肢の創造)
(5)WILL (意志の確認、計画の策定)


本書を読んで、コーチングをなんとなく理解できた。入門じゃない本も読んでみるかな。まぁ、理解も大事だけれど、実践できなければ意味がない。まずは、本書でわかったことを、実践して身に付けていく。