2013年11月4日月曜日

【読書】世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?

戸塚隆将 著の『世界のエリートはなぜ、「この基本」を大事にするのか?』を読了。
これも勧められたわけじゃなくて、書店でなんとなく惹かれて買ってみた。少し微妙だったかも。

まずは、Prologueから
ゴールドマン、マッキンゼー、ハーバードに共通する「基本」とは、大きく分けて4つのポイントに整理できます。
  1. 人との「つながり」を大切にする
  2. 「自分磨き」を一生継続する
  3. 「日々の成果出し」に強くこだわる
  4. 「世界的な視野」を常に意識する
新たな発見より、既に知っているポイントの再確認、再整理するきっかけを作ることを目的にしているとのことです。

で、目次
【目次】
プロローグ―就職世界ランキング1位2位で学んだこと
【Chapter1】人との「つながり」に投資する
【Chapter2】自分の内面と外見を磨く
【Chapter3】時間に支配されずに働く
【Chapter4】決定的なコミュニケーションで成果を出す
【Chapter5】利益を生む資料と会議で貢献する
【Chapter6】世界に打って出るキャリアを高める
4つのポイントに整理するならChapterは4つで良かったなー。

さておき、いくつか記憶に留めておきたいこともあるので、再確認。

「すみません」よりも「ありがとう」

「すみません」には「ありがとう」という感謝の意味と「ごめんなさい」という謝罪の意味の両方があります。あるいはどちらも含んでいる、そのニュアンスが、「すみません」の便利なところです。
(中略)
感覚的には、我々が日頃口にする「すみません」のうち、8割~9割は感謝が占め、謝罪の意味合いは2割に満たないように思います。
この感覚値はどうかと思うが、「すみません」は職場でも良く耳にする。
私は「ありがとう」という言葉を使うようにはしている。
依頼を受けた側であっても、「ありがとう」を使っているくらい。
次はもっと面白い仕事を持ってきてくれるように、相手に感謝を伝えておく。
今後は意識して「すみません」を飲み込んで「ありがとう」を伝える。

マッキンゼー読書術

どのようにして、自分の意見や独自の考えを構築すればよいのでしょうか。
まずは、読書なり、新聞なりを読んだ際に、読んだ時間以上に考える意識をつけることが効果的です。元マッキンゼー日本支社長の大前研一さんは、「読んだ時間の3倍考えなさい」と言っています。
読書でインプットした情報を、自分なりの意見にしてアウトプットするために3倍考えろってことらしい。
自分にとっての意味合いを引き出すために、このブログを始めたわけなのでこれは続けていこうと思う。
読書したインプットを/dev/nullにすべて捨ててしまって勿体ない。

ネットでカンニング

情報へのアクセスが容易になった状況では、インターネットで検索すれば、似通った課題への解決策を、すぐに見つけることができます。逆に、この状況が「考える」ことと「調べる」こととの境目をわかりにくくしてしまっているように思います。
これ著者がいってることとはちょっとズレるけど、ぐぐって出てきたコードをそのまま利用して理解してないヤツも似てるなと。
エンジニアに多いのは「調べてできる」と「理解している」の違いがわからずできた気になってる人。
「調べてできる」エンジニアは、調べても出てこない/間違った答えが出てきたときに割と詰む。
出てきたインストール手順に書いてあったと言って、おかしなコマンドを叩いたりもした。
そうならないように、私は日頃からコードを読んで理解してから使うことを心掛けていく。


48個の基本だったけど他の本で読んだことなどもあるので、とりあえずこれくらいで。